【コスパ最強!?】ONEAERホイールについて調べてみた

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どうももりぞうです。
今回は、僕が最近気になっている2019年にできたブランドのONEAERのホイールについてみていこうと思います。

ONEAERというブランドについて

 ONEAERは、2019年にできた新興ブランドです。
 EVOというブランドでホイール開発を行っていたAndy Lee氏が、
 各分野のエキスパート6名を集結させて立ち上げた台湾のブランドです。

ホイールの種類

ONEAERには、3種類のホイールがあります。
 トップモデルのDXシリーズ、RXシリーズ
 セカンドモデルのDシリーズです。
各ホイールのスペックを見ていきましょう。
 まず、DXシリーズからです。
 DXシリーズには、38㎜ハイトのDX3、48㎜ハイトのDX5の2種類があります。

DX3(コリドーレホームページより抜粋)
DX5(コリドーレホームページより抜粋)
  DX3 DX5
リム素材 TORAY T1000/T700
TORAY T1000/T700 カーボン
リムハイト 38㎜ 48.1㎜
ハブセット DT 240S straight pull DT 240S straight pull
スポーク Sapim CX-Ray Aero Sapim CX-Ray Aero
適用タイヤ チューブレスレディ, クリンチャー チューブレスレディ, クリンチャー
タイヤ幅 700×25-35C 700×25-35C
ホイール重量 597g / 698 g (前後 1,295 g) 630g / 740 g (前後 1,370 g)
リム重量 355g 399g

 次に、RXシリーズです。
 RXシリーズのラインナップもDXシリーズと変わりません。
 38㎜ハイトのRX3、48.1㎜ハイトのRX5の2種類があります。

RX3(コリドーレホームページより抜粋)
RX5(コリドーレホームページより抜粋)
  RX3 RX5
リム素材 TORAY T1000/T700
TORAY T1000/T700 カーボン
リムハイト 38㎜ 48.1㎜
ハブセット DT 240S straight pull DT 240S straight pull
スポーク Sapim CX-Ray Aero Sapim CX-Ray Aero
適用タイヤ チューブレスレディ, クリンチャー チューブレスレディ, クリンチャー
タイヤ幅 700×25-32C 700×25-32C
ホイール重量 638/767 g (前後 1405g) 640/782 g (前後 1422g)
リム重量 不明 不明

最後にDシリーズです。
 Dシリーズは、38㎜ハイトのD3、48.1㎜ハイトのD5、32㎜ハイトのD2Xの3種類があります。
 D2Xは、シクロクロス向けのホイールらしいです。

D3(コリドーレホームページより抜粋)
D5(コリドーレホームページより抜粋)
  D3 D5 D2X
リム素材 TORAY T800/T700 TORAY T800/T700 TORAY T800/T700
リムハイト 38㎜ 48.1㎜ 32mm
ハブセット DT 370 DT 370 DT 370
スポーク DT competition race DT competition race DT competition race
適用タイヤ チューブレスレディ, クリンチャー チューブレスレディ, クリンチャー チューブレスレディ, クリンチャー
タイヤ幅 700×25-35C 700×25-35C 700×28-40C
ホイール重量 735g / 875 g (前後 1,610 g)
768g / 895 g (前後 1,663 g)

695g / 835 g (前後 1,530 g)
リム重量 不明 不明 不明

 上記がONEAERのホイールラインナップになります。

ONEAERホイールの特徴

 次に、ONEAERホイールの特徴についてお話ししたいと思います。
 表を見ていただくとわかるのですが、ONEAERホイールはディスクホイールのハイエンドモデルのDXシリーズがとても軽量になっています。38㎜ハイトのDX3で1295g!48.1㎜ハイトのDX5ですら、1370gです。
これは、リムを徹底的に軽量化していることにより実現されています。
本来であれば、ディスクホイールのリムは、リムブレーキのリムよりも軽量に仕上げることが出来ます。それは、リムブレーキモデルに必要なブレーキ面がないからです。ブレーキ面があることによって、リムブレーキモデルには、ブレーキのストッピングパワーに耐える強度が必要になります。強度が必要ということは、その分カーボンの積層を厚くする必要がありますから、重くなります。
ブレーキ面がないことによって、リム重量が軽くなるということですね。
それを証明するかのように、ONEAERでは、リムブレーキモデルの方が重量が重いのです。
RX3は、1405g、RX5は、1422gになります。100g程度リム重量が重い計算になります。一般的に、ディスクホイールのハブの方が、リムホイールの方が重量がありますから、リム重量はもっと重いかもしれません。
人によっては、リムブレーキモデルには力を入れていないんじゃないか!って思う方もいるかもしれません。ですが、ONEAERはリムブレーキモデルにも全力です。 リムブレーキモデルには、ブレーキ面に特殊な加工がされています。その加工とは、リム表面につるつるの部分とざらざらの部分を交互に配置することで、ブレーキングしたときに雨天時の排水性と、ロックしにくくしています。 雨の時にリムブレーキモデルの制動力が落ちるのは、リム表面に水の膜が出来てしまうことが原因ですから、制動力は通常のリムブレーキモデルより高いと考えられます。

そして、ONEAERホイールのもっとも優れているところ何といってもその価格でしょう!
ディスクハイエンドのDXシリーズは、なんと239800円 (税込み)!
リムハイエンドのRXシリーズは、250800円(税込み)!
ディスクモデルよりも、リムモデルの方が高いのは、リムの特殊加工によるものです。
この金額がどれだけ驚異的か考えてみます。
ハイエンドモデルに使用されているハブは、dtswissの240s。
スポークは、sapim cx ray。
240sの金額は、前後合わせて、88880円(税込み)[希望小売価格]
 ストレートプルモデルの金額は調べても出てこなかったため、
 クラシックモデルの金額になります。(ワールドサイクルさん調べ)
cx rayのストレートプルモデルは、1本あたり577.5円(税込み)
 (trysportsさん調べ)
 スポーク本数は前後で48本ありますから、合計で27720円(税込み)
ハブとスポークのみで、116600円になります。
ONEAERは付属品でホイールバック、TLRシーラント、TLRバルブ、TLRテープが付きますから、リムだけの金額は、10万を切ることになります。
こう考えてみると、ONEAERホイールの金額が驚異的な安さなことが分かります。

ONEAERホイールは、ディスクモデルが優秀ですから、次はディスクモデルで各社との比較をしてみたいと思います。

DX5と各社ハイエンドとの比較

ホビーレーサーでも、ユーザー数が多いカンパ、roval、mavic、zippのホイールと比較してみたいと思います。
比較するホイールは、DX5です。48.1㎜ハイトと最も空力と扱いやすさが良いと考えられるのと、各社45~50㎜ハイトのホイールを出しているためです。

カンパが今力を入れている、WTOの万能ホイールディスクモデルWTO45から見てみます。
スペックは下記の通りです。
適用タイヤ:チューブレス、クリンチャー
タイヤ幅:23~50mm
リム素材:フルカーボン
リムハイト:45mm
スポーク:ステンレス エアロ
重量:1520g (前後重量不明)
金額:324500円

次に、mavicの万能ホイールコスミック プロ カーボン SL UST ディスクです。
適用タイヤ:チューブレス、クリンチャー
タイヤ幅: 25~32mm
リム素材:3Kカーボン
リムハイト:45㎜
スポーク: スチールエアロ
重量:1515g(フロント:680g、リア:835g)
金額:324500円(税込み)

次に、zippの万能ホイール303 NSW CLINCHER TUBELESS DISCです。
適用タイヤ:チューブレス、クリンチャー
タイヤ幅:不明
リム素材:不明
リムハイト:45㎜
スポーク:不明
重量:1500g(フロント:675g、リア:825g)
金額:467720円(税込み)

最後にrovalの万能ホイールroval clx 50 discです。
適用タイヤ:クリンチャー
タイヤ幅:不明
リム素材:カーボン
リムハイト:50㎜
スポーク: dtswiss エアロライト、Tヘッド
重量:1415g(フロント:645g、リア:770g)

金額:324500円(税込み)

こうやって、各社の代表的なホイールを並べてみると一番驚くのは、mavic、カンパ、rovalの定価が同じところですね。(笑)
自分も調べてみて初めて知りました。一番安い324500円ですらDX5より、9万円以上高いことになります。
次に、全てのサイクリストにとって重要な重量ですね。
DX5は、1370gです。CLX50が1415g、303 nswが1500g、コスカボが1515g、wto 45が1520gになります。
重量ももっとも軽量になります。
こうやって見ると最も優れたホイールの様に見えますが、ONEAERは空力に関する実験データを公表していないため、空力性能に関しては分かりません。悪くはないと思いますが、良いとも言えないのが現状です。
しかし、Cerveloの本国の完成車に採用されていることから性能は良いと思います。
また、dtswissのハブを使用できていることも性能が高い証とも言えます。
dtswissは自身が認めた会社にしかハブを使用させません。また、ONEAERに対しては、dtswiss側から自社のハブを使ってくれ!と依頼したとも言われています。

今最も波に乗っていると言える新興ブランドのONEAERホイール皆様も次のホイールにいかがですか?

 

 

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