どうももりぞうです。
ブログの中では完成していないAddict RCが2020年2月頃に完成していて、hunt4050ホイールで大体1万キロ乗ったのでインプレしてみようと思います。
買った際の重量等は下の記事で話しているので興味がある方はぜひ!
購入前に気にしていた横風のことや実測重量が1500g越えであったことによる登りの影響、空力性能、チューブレスホイールとしての性能について話をしていきたいと思います。
あまり優れていないと感じた点も話したいと思っています。
そして最後に、総評という形で締めます。
hunt4050ホイールインプレッション
空力性能について
ある程度のリムハイトがあるホイールで一番気になると思う空力性能について最初に話したいと思います。一般的に空気抵抗の影響が多いとされているのは時速30km以上からのようです。
hunt4050ホイールでは、平地では大体時速32㎞以上から僕は速度維持が楽になるような感じがしました。感覚的には伸びていくような感じでしょうか。時速10㎞~30㎞くらいまでの速度の乗り方は、リムハイトが20~30㎜のホイールとそこまで大差がないような感じがします。hunt4050ホイールのリム重量はフロントで400g前半リアで400g後半です。リム重量があるので慣性の影響で、時速32km以上から速度維持が楽になっていると予想できます。また、時速35km以上からホイールが風を切り裂いているような音も聞こえますので、空力性能は良いような感じがします。
平地であれば、時速50㎞くらいまでは無風であれば回していけば苦労はせずに到達させることが出来るポテンシャルはあります。
空力性能は結構優れていると思います。
登り性能について
リムハイトがあるホイールで次に気になるのが登り性能はどうなのってことだと思います。
僕は1万キロhunt4050ホイールで走ったうちの中で乗鞍、ヤビツ峠、美ヶ原高原、いろは坂、金精峠、赤城山、霧ケ峰高原、天城峠、西伊豆スカイラインと日本で有名な峠に行ってきました。
ヤビツ峠は、このホイールで20回以上は登っています。
ですので登り性能に関してはそこそこ的を得た評価が出来るのではないかと思います。
登り性能は斜度別に見ていこうと思います。
まず、1~4%ほどの斜度についてです。1~4%は平地と変わらず伸びがある走りをしてくれます。後ろから押してくれるようなそんな伸びやかな走りです。これは、平地と速度域がそう変わらず重力よりも慣性の影響が大きいからだと思われます。
次に、5~7%ほどの斜度についてです。5~7%ほどであれば、ホイールの重さを感じることはありません。1~4%ほどの斜度のように伸びがある走りはしてくれませんが、僕は以前racing zeroを使っていたのですが、racing zeroで走っていた時とそう大きな違いを感じるようなことはありませんでした。
5~7%ほどの斜度までであれば、快適に走れるラインだと思います。
最後に8%以上の斜度についてです。正直に言います。8%以上の斜度は得意とは言いません。リムの重さを感じます。流石に8%以上の斜度になると重力の影響を大きく感じます。リムの剛性は十分にあるため、走らないと感じるほどではありませんがもっさり感じることは多いです。僕は体重が70㎏以上あるため8%以上の斜度になるとパワー出力が350w以上で登ることが多いのですが、出ている速度域と体感のイメージに差があることがあります。総評で触れますがこれはハブの剛性が低いためと思われます。8%以上の斜度が多い場所を走るのにはあまり向いていません。
登り性能に関しては普通にツーリングする分には困らず、ある程度の峠にも対応可能、富士あざみラインのような激坂が登場するような山は苦手とするといったところでしょうか。
チューブレスホイールとして
hunt4050ホイールはチューブレスホイールです。チューブレスレディホイールではなくチューブレスホイールになります。詳しい説明は割愛しますが、チューブレスホイールはシーラント剤が必須ではないホイールになります。
僕はhunt4050ホイールではチューブレスタイヤ、チューブレスレディタイヤの両方を実際に試しました。
huntではチューブレスのシステムとして自社独自のH LOCKシステムというものを採用しています。これはリム内部の形状をチューブレスに最適化することでビートがリム側面から外れないようにするというシステムのようです。
hunt4050ホイールでももちろんこのH LOCKシステムが採用されています。
また、Huntが2019年ごろから出し始めたホイールでは、ETRTOのチューブレス規格に合わせているため、より安心感が増しています。
話が逸れましたが、僕が使用したチューブレスタイヤとチューブレスレディタイヤは下記の2つです。
・irc formula pro tubeless rbcc(以下、rbccと呼称)
・p zero race tlr sl(race sl と呼称)
結論から言うと、rbcc、race sl共に全く問題なく使用できました。翌日の空気漏れはチューブレスの目安と言われている1気圧以下でしたし、ビート上げも市販の空気入れで問題なくいけました。
ちなみに、rbccはシーラント剤なし、race slはシーラント剤30mlでの使用です。チューブレスホイールとしての作りはかなり良いと思います。タイヤを外すときも結構力を入れないとビートが外れないぐらいしっかり保持してくれているため、万が一パンク時に誤ってタイヤが外れてしまうなんて事故も起こる確率はかなり低いのではないかと感じました。
チューブレスホイールとしては使えないタイヤはないのではと思えるぐらいの安心できる性能と言えそうです。
横風耐性について
コンテンツ分けしてみましたが、これに関してはもう主観しかありません。ほかのコンテンツも主感たっぷりですが。。。
主感たっぷりなりに評価してみようと思います。
ただ、僕は40mmハイト以上のホイールを使ったことがなかったので、そのようなディープリムホイールを使ったことがない方にとっては参考になると思います。
結論から言うと、zipp404より横風耐性はありそうです。
知り合いのzipp404を使用している方と海沿いを走った際に風が強く吹いていたのですがその方が結構ふらつきそうになっていたのですが僕はふらつきそうになると言うことはありませんでした。
また、伊豆ライドに行った際にも横風で不安になることはありませんでした。伊豆の海岸線はいつ行っても風が強いことが多く、hunt4050ホイールのディスクバイクと24mmハイトのリムブレーキバイクで比較した際にリムブレーキバイクでは風が強く吹くときは焦るシーンが多かったのですが、hunt4050ホイールでは焦るシーンは一度もなかったです。主観ですが風をホイールがかなり流してくれていると感じました。
横風耐性は結構優れていると思います。ディープリムホイールだと横風が強いとうまくコントロールできないんじゃないかと思う方もいると思いますが、hunt4050ホイールならそんな心配とは無用だと思える性能でした。
優れていないと感じた点
メリットだけ語る記事は個人的に信用できないのでデメリットも触れたいと思います。
hunt4050ホイールの劣っていると思う点は、ハブの剛性が低いと思われる点です。
これは適当を言っているわけではなく、いくつかの根拠があります。
根拠の1つ目は、hunt4050ホイールは400w以上でふみ続ける場合やアタックをかけて700wぐらいで踏み込んで走るとあまり嬉しくないハブがたわむようなもたつきを感じる場合があることです。
Addict rcは剛性の塊のようなフレームのためもたつきの原因がAddict rcとは考えられません。
もちろん自分の走りのリズムが噛み合わずこの現象が起きている可能性も考えられますが高出力時のもたつきはハブシャフトの剛性が低く、シャフトが斜めになるため起きると考えられます。
これは、知り合いのブリジストンアンカーの社員さんが言っていた話なのでまず間違いないかと思います。このハブの話結構長くなるのでここらへんで割愛したいと思います。
根拠の2つ目は、海外のroad.ccというサイトのインプレ記事でもハブの剛性が低い点は触れられており、hunt4050ホイールのデメリットとして語られていることです。
僕は、このデメリットさえ解消できれば、最高のホイールになると考えているためdtswiiss rachet exp240ハブを購入しました。ハブをrachet expに交換した後のインプレ記事もまた今度書きたいと思います。
総評
hunt4050ホイールは、15万以下で購入できるホイールとしてはピカイチの性能を誇るホイールだと思います。平坦の巡航性能の高さ、苦手とはいえ十分登れる登り性能、チューブレス適正、横風時の安定性と現代のディープリムホイールに求められる性能を全て兼ね備えたホイールと言えます。
総評としては以下の通りになります。
優れている点:
・平地の巡航性能
・低い勾配の登りの走りの爽快感
・不安を感じない横風耐性
・どんなホイールにも適合するチューブレス適正
劣っている点:
・ハブの剛性が低い点
・高い斜度の登りの走りの爽快感のなさ
点数をつけるとしたら、8.8/10点といったところになると思います。
色々な人にお勧めできるホイールだと思います。ただ、今はhuntから4050ホイールを超えるホイールのHUNT 44 AERODYNAMICIST CARBON DISC WHEELSETが出ているため、これからhuntのホイールを買う人にはこちらをお勧めします。価格は1万円ほど高いですが。。。
コメント
[…] 【インプレ】hunt 4050ホイールで1万キロ走ったのでインプレしてみるどうも… […]
説明の最後、huntから4050ホイールを超えるHUNT 44 AERODYNAMICIST CARBON DISC WHEELSETについて、簡単に違いは何だと思われますか?
huntは買おうか?悩んでいて。4050がいいなと思ってます。
大きな違いはリム外幅と内幅だと思います。44ホイールはzippの105%ルールを25mmのタイヤを付けた際に満たせると思うので単純に空力性能が4050より高いと思います。重量面も違いなく純粋なスペックアップととらえています。