どうももりぞうです。今回はUltegraフロントディレイラーの調整方法について見ていこうかと思います。調整方法と言いながら、取付から話するんですけれど。
まず、フロントディレイラーってどうやって、平行を維持してるのって話からしたいと思います。これを理解できないと取り付けてもうまいこと行きません。
左の画像を見ていただくとわかりやすいんですけど、フロントディレイラーって2点で支えてクランクと並行を出す構造になっています。バイクとの取付に使う大きいボルトとフレームにあるガイドプレートを押す小さいボルトの2つですね。
実物としては、わかりずらいかもしれませんが上の画像の黄色で囲っている部分にある黒いネジであるサポートボルトがフレームのプレートに当たり、フレームに対してディレイラーが前後に動きます。
上の画像の様に、フレームに取り付けるボルトを中心に黒いボルトによって前にチェーンガイドプレートが押され、クランクに対して平行になります。
フロントディレイラーの取付
フロントディレイラーを取り付ける際には、黒いネジがプレートに当たる位置を確かめ、クランクに対して少し斜めになるようにしかつクランクとガイドプレートの間が1~3㎜ほどになるようにして仮固定します。
次に、写真左側のロー側ネジを使って、クランクのアウターチェーンリングに対してチェーンガイドプレートの外側が0.5mm~1㎜ほど内側になるように調整します。
調整が完了したら、フロントディレイラーを5~7Nmで固定します。
次に、サポートボルトをを使って、チェーンガイドプレートが、クランクに対して平行になるようにすれば取付は完了です。
フロントディレイラーの調整
フロントディレイラーについているワイヤーカバーを外し、ワイヤーを取り付けます。
ワイヤーは下の図の通りに通します。ワイヤーを張った状態で、ケーブルを仮固定します。その後、ワイヤーの初期伸びを取り、ケーブルを引っ張りながらワイヤーを固定します。
アウター側に、フロントディレイラーを動かし、調整を行います。
下の画像の黄色い枠の中の白い線がまっすぐになるように、赤い枠の中のネジを回して調整します。まっすぐになった状態がワイヤーの適正な張り具合になります。
次に、ワイヤーの張り具合の調整が完了したら、トップ側の調整を行います。
フロントディレイラーをアウタートップにします。リアディレイラーを動かし、チェーンをスプロケットの最大カセットに掛かるようにします。この状態で下の画像の右側のネジを回し、チェーンガイドプレートの内側の上端とチェーンの間の間隔が0~0.5㎜になるようにします。右回りにまわすとチェーンに近づき、左回りに回すとチェーンから離れます。
次に、ロー側の調整です。フロントディレイラーはインナー側に動かします。スプロケットは最大カセットに掛けたままの状態です。チェーンガイドプレートの内側の下端とチェーンの間隔が0.5~1㎜になるように上の画像の黄色い枠の中の左側のネジを回します。右側のネジと同様右回りに回せばチェーンに近づき、左側に動かせばチェーンから離れます。
最後に、外したワイヤーカバーをワイヤーに取り付ければ、フロントディレイラーの調整が完了です。皆さんも自分で自転車をいじって楽しい自転車ライフを!
リアディレイラーの調整についても下の記事に書きましたので、整備に興味がったら是非見てみてください。

コメント
[…] 【整備】 Ultegra 8000 フロントディレイラー 調整方法どうももりぞうです… 整備 R8000 ultegra リアディレイラー 整備 調整 シェアする Twitter Facebook はてブ Pocket LINE コピー もりぞうをフォローする もりぞう SRAM乗りのロードバイクブログ […]