【バイク組み立て】ADDICT RC FORCE ETAP AXSシフタ―ブレーキ回り前編

SRAM
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どうももりぞうです。
ADDICT RC組み立てのシフターブレーキ回り前編の今回は、FORCE ETAP AXSのシフターとブレーキ回りの取付についてです。
後編では、フルードを入れる作業についてやります。
ADDICT RC組み立て編の他の記事はこちらです。時間があったら是非見てくださると嬉しいです。

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ADDICT RCは、完全内装フレームなのでオイルホースをハンドルのシフターからブレーキ部まで通す必要があります。

手順としては、下記6つになります。
・ブレーキ本体とシフトレバーからオイルホースを外す。
・オイルホースをフレーム内部に通す。
・ブレーキ本体とレバーをフレーム及びハンドルフォークに仮止めする。
・ブレーキ本体とオイルホースを接続する。
・オイルホースを切断する。
・シフトレバーとオイルホースを接続する。

まず最初は今回使用する道具についてです。
・8㎜レンチ
・10㎜レンチ
・T8レンチ
・ケーブルルーティングツール
・圧縮フィッティング2個
・ホースバーブ2個
・Dot用グリス
・トルクレンチ
・ケーブルカッター

トルクレンチのインプレ記事もあるので時間があればぜひ読んでみてください。

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ブレーキ本体とシフトレバーからオイルホースを外す作業

Sram Force E-Tap AXS 2X Hidro Flat Mountを買った場合とFORCE ETAP AXS HRD SHIFT BRAKE LEVERを買った場合には、ブレーキ本体、オイルホース、シフトレバーは接続された状態になっている。また、僕が買ったbikeINNでは海外で多いオイルホースの接続が左前右後ろだった。つまり、日本人に右前左後ろにするには、オイルホースをブレーキ本体とシフターから取り外す必要がある。
僕と同じくbikeINNで購入し、左前右後ろで問題ない方は今回の手順は不要になる。
シフトレバー側のオイルホースを外すだけで良くなる。
作業前の注意点としては、オイルホースを外すと新品でも中からオイルが溢れてくる。SRAMではDOT5.1という結構攻撃性の強いオイルを使っているためフレームやブレーキ本体、シフトレバー、ハンドル等に着くと塗装が溶けたり、ダメージが入ってしまったりと厄介なのでオイルホースを外したら、ガムテープで外した口を閉じるなどの対策をお勧めする。

作業の話をする前に謝罪させてほしい。ホース取り外し作業に関して写真を撮り忘れてしまったため、画像をSRAM公式マニュアルから抜粋させて頂いている。
では、実際の作業の話に移ろうと思う。
オイルホースの取り外しには8㎜のレンチと10㎜のレンチが必要になる。

ホース側圧縮ナットに8㎜のレンチをレバー側のバルブ本体に10㎜のレンチを使う。
ここで1つ注意したいのがレバー側に彫ってある溝だ。画像を見てもらうと分かるがレバーに丸い溝が掘ってあり、溝の上にバルブ本体がある。10㎜のレンチをバルブ本体に合わせ、オイルホースを外そうとすると力を加えた際に溝の部分に傷をつける可能性があるため、溝にタオルを敷いておくことをお勧めする。

10㎜レンチをバルブ本体に合わせ、8㎜レンチを圧縮ナットに合わせ、圧縮ナットを反時計回しにするとオイルホースが外れる。オイルホースが外れた瞬間オイルが漏れる可能性があるため注意が必要だ。

次にブレーキ側のオイルホース外しだ。こちらは、8㎜のレンチがあれば良い。

まず、カバーを外す。そしたらレバー側同様圧縮ナットが出るので圧縮ナットに8㎜のレンチを合わせ、反時計回りに回すとブレーキからオイルホースが外れる。こちらもオイルがオイルホースから漏れる恐れがあるためタオルの用意が必要だ。

オイルホースが外れたら、オイルホースの口をガムテープで閉じておくことをお勧めする。

オイルホース通し

ADDICT RCは完全内装フレームのためオイルホースをすべてフレーム内に通す必要がある。
フレーム内部にオイルホースを通す作業はwiggleで購入したLifeLine – X-Tools 内部ケーブルルーティングツールを使用した。ちなみに販売終了していた。

ワイヤの先端の磁石をフレームの外から誘導してフレーム内部にワイヤを通す構造になっている。これがあるとフレームのオイルホース通しやワイヤ通しが5割増しで楽になる。

まず、リア側のワイヤ通しだ。上の図のような形で磁石を使ってフレーム内部にワイヤを通していく。

フレームヘッドまでワイヤーを持ってきたら、オイルホースと内部通したワイヤを接続し、リアの出口までワイヤを引っ張りオイルホースを通す。ただ、この内部ツール様々なアタッチメントがついているがSRAMに対応していない。なのでワイヤとオイルホースはガムテープでくっつけて内部に通した。

次はフォークのワイヤ通しだ。
フォークはブレーキ設置部からワイヤを通すと楽だった。要領はフレーム側と同じである。
そして写真を撮るのを忘れた。

フォークをフレームに挿入する。ADDICT RCはコンプレッションリングの前方にワイヤ類オイルホースを通すための隙間がありそこにオイルホースを通す。

フォークにコラムを取り付けます。
内部ルーティングツールを使って、ハンドル内部にオイルホースを通します。
作業はフレーム内部に通す作業と同様のため割愛します。

ハンドルをフォークに取り付け仮止めしておきます。オイルホースをフレーム内部に通す作業はこれで完了です。

ブレーキ本体シフターの仮止め

ブレーキ本体とシフターを仮止めします。今回も写真を忘れたのでSRAMさんの公式マニュアルから抜粋します。

レバーを好みの位置に仮止めします。ぶっちゃけレバーのポジションは実際にポジションを出して、少しずつ調整しないとベストにはならないと思うので、ここではざっくり目に位置を決めれば良いと思います。画像のAと書いてあるのが油圧ブレーキモデルBと書いてあるのがメカニカルブレーキモデルになります。なので、今回は6Nm以下で止めます。

SRAMは台座の前後の向きを入れ替えるだけで160㎜ロータと140㎜ロータに対応できます。
上の画像を見るとわかるのですが、オイルホース接続部を台座の上側とし、台座に書いてある140㎜もしくは160㎜という文字を目安にし160㎜のロータを使うか140㎜のロータを使う決めることが出来ます。ちなみにADDICT RCは台座を外さないとフォークにブレーキ本体を取り付けることが出来ません。つまりは、フロントは160㎜限定です。
締め付けトルクはフレームに書いてある締め付けトルクを守るようにしましょう。
純正のネジを使う場合にはT25レンチを使います。
ADDICT RCは純正ネジの長さが足りず、ホームセンターで買ったねじを使いました。

ブレーキ本体とオイルホース接続

ブレーキ本体とオイルホースを接続します。手順は外した時の逆になります。フロントブレーキもリアブレーキも手順は同様です。ここも安定の写真の撮り忘れです。すみません。(汗)
一点注意事項として圧縮ナットにDot用グリスを塗ってください。理由は、Dotグリスは攻撃性が強く金属にもダメージを与えるためです。今回もSRAM公式さんからお借りした画像を使って説明します。

カバーを圧縮ナットに被さらないようにします。圧縮ナットにDOT用グリースを塗ります。
8㎜のレンチを使って5.5Nmでブレーキ本体に取り付けます。最後にカバーを被せれば完了です。

オイルホースの切断

左右両方のオイルホースを適切な長さに切断します。やり方は左右両方同じです。

オイルホースをシフトレバーのバルブ本体の近くに合わせます。左右両方にハンドルを限界まで切った状態のオイルホースの長さを確かめます。ハンドルを左右両方に切った時に最も長さが必要な位置でオイルホースを切断します。

オイルホースの切断には、ホースカッターを使います。オイルホースがホースカッターの刃に対して垂直になっていることを確認してからホースカッターで切断します。

シフトレバーとオイルホースの接続

最後にシフトレバーとオイルホースを接続します。切断したオイルホースには、当然ですが、バルブ本体と接続するためのねじ切り等はありませんので、接続するためのアタッチメントが必要になります。切断した側のオイルホースの接続は気を付けなくてはいけないことが多いので注意してください。ここでは、SRAM公式の画像をお借りしつつ実際の写真も使います。
手順は3つです。
オイルホースにホースバーブの取付
ホースバーブに圧縮フィッティングの取付
オイルホースのシフトレバー取付

オイルホースにホースバーブを取り付ける

切断したオイルホースにホースバーブを取り付けます。アタッチメントその1といったところでしょうか。

ホースバーブにDot用グリスをたっぷり塗ります。

オイルホース側に圧縮ナットがあることを確認してからホースバーブをオイルホースにT8レンチで挿入していきます。隙間がないようにしっかり入れます。SRAMはSHIMANOと違いバーブ自体にネジが切ってあるのでT8レンチを使えばオイルホースにバーブを挿入できるところがすごくいいですね!
SHIMANOが挿入工具を使って入れないといけないらしいので。。。

ホースバーブに圧縮フィッティングを取り付ける

圧縮フィッティングをホースバーブに取り付けます。
圧縮フィッティングを取り付けるうえで気を付けてほしいのが取り付ける圧縮フィッティングを間違えないことです。圧縮フィッティングには2種類あり、FORCE ETAP AXS GROUPSET HRD 2Xに付属している圧縮フィッティングは使用できません。もしかしたら不良品がついていたのかもしれませんが、明らかに形状が違い取り付けることが出来ませんでした。注意してください。この後別の記事にまとめようとは考えています。

圧縮フィッティングは逆ネジになっているので注意してください。圧縮フィッティングがホースバーブからわずかに下に来るまで圧縮フィッティングを左に回し取り付けます。

取り付けると上の写真のような形に成ります。

オイルホースをシフトレバーに取付ける

ここの作業はシフトレバーからオイルホースを取り外した作業の逆なのでそんなに大変ではありません。気を付けることは圧縮ナットにDot用グリスをきちんと塗ることでしょうか。
圧縮ナットにDot用グリスをしっかり塗り、シフトレバーのバルブ本体に挿入します。

バルブ本体にある溝に10㎜レンチをあて、圧縮ナットを8㎜レンチで右回りに回します。
8Nmで締めたらオイルホースの取付は完了になります。左右両方同様の手順で完了です。
最後に、レバーブレードを握り、正常に動くことを確認してください。正常に動かなければ、バーブに取付けた圧縮フィッティングが間違っている可能性があります。間違った圧縮フィッティングを取り付けている場合、バルブ本体の内部の口が開かず、レバーブレードは動きません。
レバーブレードが正常に動いていたら、ブレーキ本体とシフトレバーの接続作業は完了になります。

次回は、SRAMのシフトレバーブレーキ回り後編(フルード作業の話)をします。
最後まで見ていただきありがとうございました。
整備をするときは、公式サイトのマニュアルを読むようにしましょう!
LINKは下です!マニュアルをよく読んで楽しく整備しましょう!

https://www.sram.com/en/service/manuals–documents?filters=&showRecent=false&page=1
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