どうももりぞうです。
今回は僕が使用している少しマニアックなシーラントのインプレです。
それがフジチカ マクハルシーラントです。
マクハルシーラントについて
普通シーラントは液状の状態でホイール内にあるように運用します。
そのため、シーラントが乾いてしまうと意味が無くなってしまうため定期的にシーラントの追加が必須になります。
人によってはタイヤの寿命が来る前にシーラントが乾いてしまいシーラントを追加する必要があったり、重量増を嫌うのであれば古くなったシーラントを取り除く必要があります。
僕は結構色々なタイヤを使ってみたい人なのでチューブレスタイヤはこの運用が結構めんどくさかったです。
気に入らなかったタイヤはフリマアプリで売ったりもしていたのでそのためにシーラントを取り除くことをしていました。
この作業がかなりめんどくさく億劫だったのですが、マクハルシーラントはそんな作業から解放してくれました。
マクハルシーラントの最大の特徴は、液状で運用するのではなく乾いた状態で運用するという点です。
イメージとしてはタイヤの内側にラテックスチューブより薄いラテクッスチューブの膜を張るような感じでしょうか。
タイヤを外してシーラントを確認してみると以下の画像のように薄い膜が出来ていることが分かると思います。
また、少し剥がしてみるとどっかで見たことあるラテックスチューブのような感じです。
公式の利用方法がちょくちょく変わっているため、今回は今の公式のやり方と僕が施工したタイミングでの公式のやり方を説明します。
マクハルシーラントの使い方
僕がやった施工方法
僕がやった施工方法と言っても購入した当初にメーカーの公式サイトに記載されていたやり方です。
感覚的にはこのやり方が分かりやすい人が多いと思います。
1.パーツクリーナー等を使って、タイヤの内側を脱脂する。
メーカーサイトにも記載されていますが、タイヤの内側には油膜があるため何もせずにマクハルシーラントを施工するとシーラントがはじかれてしまい全体に行き渡らないのでこの施工は必須になります。(僕のホイールはフロントとリアでエア抜けに差があるのですが、ここの脱脂の質の差だと思います。)
2.ホイールにタイヤを取り付け、ビードをホイールの真ん中に落とします。リムとビードの間に満遍なくシーラントを垂らして行き渡らせてあげます。
満遍なく行き渡らせることでリムとビードの間の隙間を埋めてくれ、エア漏れを防いでくれます。
3.空気を入れて、ビードを上げます。この時は普通のチューブレスタイヤのようにリムかタイヤの指定空気圧の上限まで空気を入れきちんとビードを上げます。
ビードを上げるときには、結構リムとビードの間に垂らしたシーラントが一気に飛び散るので周りに汚れたら困るものがない状態でやりましょう。
4.事前にマクハルシーラントを100均などに売っている注射器に20mlほど入れます。
ホイールについているチューブレス用のバルブのバルブコアを取り外します。
バルブコアを取り外したバルブにシーラントを20ml入れます。この際コツとしてはシーラントをゆっくり入れつつ溢れないようにホイールを手にもってタイヤがある程度膨らんでいる状態で入れることです。地面にホイールを置いた状態だとタイヤとリム内部に隙間がないので結構あふれてくる印象です。
5.ホイールを数回ゆっくり回し空気をタイヤもしくはリムに書いてある上限まで入れ1晩放置します。
結構定番の施工方法じゃないかなと思います。
前日に空気を入れて一晩経っての空気の減少率は大体1気圧ないくらい。チューブレスの減衰率だとまぁこんなもんかなってレベルだと思います。
次は、現在メーカ推奨になっているやり方です。
メーカ推奨のやり方
メーカー推奨のやり方は結構特異なので僕はまだ試せていませんが、もしこのやり方で上手く行くならだいぶ楽だと思います。
1.パーツクリーナー等を使って、タイヤの内側を脱脂する。
これは僕がやった時と変わらない省くことが出来ない工程です。
2.ホイールにタイヤを取り付け、ビードをホイールの真ん中に落とします。リムとビードの間に満遍なくシーラントを垂らして行き渡らせてあげます。
ここも同じですね。
3.空気を入れて、ビードを上げます。この時は普通のチューブレスタイヤのようにリムかタイヤの指定空気圧の上限まで空気を入れきちんとビードを上げます。
ここも同じですね。
4.ホイールについているチューブレス用のバルブのバルブコアを取り外します。
バルブコアを取り外したバルブにシーラントを1本137mlすべてを入れます。
ゆっくりホイールを数回回し、バルブに注射器を挿しシーラントをすべて抜きます。
抜き取ったシーラントは再度使用することが出来、使用量は25cのタイヤで16mlになるそうです。
使用された量が重要とのことで、25cのタイヤで16ml未満だった場合はうまく膜が張れていない可能性がありそうです。
使用しての感想
結構使い方が特殊なシーラントなので、好みは分かれるかもしれませんがエア漏れもひどくありませんし、しばらく使わないホイールであってもシーラントが固まることを気にしなくていいのですぐ使い直せます。運用はだいぶ楽な部類かなと思います。
何回かタイヤを外してシーラントを一度取って再度組付けという作業もしましたが他のシーラントと比べると作業時間は半分以下の印象でしたし、剥がしやすさは比べられないぐらい楽でした。
まとめ
あくまでも個人の感想になりますが他のメーカのシーラントとは色々な意味で一線を画すシーラントなじゃいかなと思います。僕はもう普通のシーラントには戻れないなと思っています。
TUBELESSCUEという専用のパンク修理キットも出ているため、既存のシーラントに劣るところもほぼありません。
メーカ公称のやり方でやればブチルチューブと同じくらいのエア減少になるそうです。
次はメーカ公称のやり方で施工しようと思っているので、そしたら実際にどんな感じだったか追記したいと思います。
では、また。