新型コロナウイルスの影響で、ロードレースの開催に暗雲が立ち込めていて 楽しみが減ってしまったもりぞうです。 ロードレースが見れない代わりにプロ選手がどんな機材を使っているのか、調べていこうかと思います。 2回目の今回は、今年は同チームの映画も絶賛公開中のミッチェルトンスコットのバイクを調べてみました。
ミッチェルトン・スコットは2011年のチーム立ち上げ当初から一貫してSCOTTのバイクを使い続けているチームになります。今年は、去年発表されたディスクのみのモデルの新型ADDICT-RCを女子チームも男子チームも使っています。去年は、ツールドフランスの勝利ステージでフォイルのディスクモデルを使っていたダリルインピーもツアーダウンアンダーでは、ADDICT-RCを使っていましたから、名実ともにメインモデルは、ADDICT-RCと言って間違いないでしょう。 基本的な構成は、去年とあまり変わりません。変化があったとすれば、ボトルとボトルケージ。去年は、ELITEのボトルとボトルケージを使っていましたが今年はTACXに変わっています。コンポーネント類は去年から継続のシマノ。 ホイールも継続のシマノになります。 タイヤはF-1で有名なPIRELLI。以前に、下の記事を書いたメーカです。
では、細かいマシン構成を見ていきたいと思います。
フレームセット | SCOTT ADDICT RC |
フロントブレーキ | Shimano Dura-Ace R9170 Hydraulic Disc |
リアブレーキ | Shimano Dura-Ace R9170 Hydraulic Disc |
ブレーキ/シフトレバー | Shimano Dura-Ace Di2 R9170 Hydraulic Disc Brake Dual Control Lever |
フロントディレイラー | Shimano Dura-Ace Di2 R9150 |
リアディレイラー | Shimano Dura-Ace Di2 R9150 |
カセット | Shimano Dura-Ace Di2 R9100 11-30T |
チェーン | Shimano Dura-Ace |
クランクセット | Shimano Dura-Ace R9100-P w/ Dual-sided power |
ボトムブラケット | Shimano Dura-Ace |
ホイールセット | Shimano Dura-Ace C40 Tubular |
タイヤ | Pirelli P-Zero Velo 25c Tubular |
ハンドルバー | Syncros Creston iC SL integrated bar and stem |
バーテープ | Syncros |
ステム | Syncros Creston iC SL |
ペダル | Shimano Dura-Ace R9100 |
ボトルケージ | Tacx Deva |
サドル | Syncros XR 1.0 |
シートポスト | Syncros Duncan SL Aero |
重量 | 7.37kg |
ホイールは、シマノ。去年からの違いがあるとしたら、ディスクモデルのチューブラーホイールになったこと。リムハイトは万能の40mmです。細かいパーツはSCOTT傘下のSyncros。Syncrosはリムスポーク一体のフルカーボンホイールを作ったりと結構面白い製品開発をしているメーカーです。ADDICT RCに使われているステム一体成型ハンドルもドイツのプロフィッター集団ゲビオマイズドと共同で開発するなど、その技術力の高さは折り紙付きです。
重量は、7.37㎏とディスクモデルとしては軽量ですが、アスタナが用いるZERO SLRよりは多少重くなってしまっています。
今年は、山岳ステージが多いこともあり、ツアーダウンアンダーでは、3連覇目の総合優勝を逃してしまったダリルインピーや、UAEツアーで総合優勝したアダムイェーツ。
ブエルタ・ア・アンダルシアでは、ステージ1勝総合2位を獲得したジャックヘイグや今年こそジロでの総合優勝を目指すサイモンイェーツ、病気からの復活を見せるエステバンチャベスなど優秀な選手が数多く在籍するミッチェルトンスコットの活躍をまたレースで見れるのが楽しみです。
個人的には東京オリンピックの三国峠で切れのあるダンシングでアタックするサイモンイェーツとか見たかったです。
同じプロバイクシリーズとして、下のチームも調べてみたので興味があったら見てください。
以下、ADDICT-RCフォトギャラリーですw。