どうももりぞうです。
シーズン初戦のツアーダウンアンダーが終了しました。
キングオブウィランガの愛称で愛されるリッチーポートが、
ウィランガステージ優勝は逃したものの総合優勝に輝きました。
シーズン初戦を勝ったリッチーポートはどんな機材を
使っていたのでしょうか。
リッチーポートが所属するトレックセガフレードは、
UCIワールドチームでも数少ないSRAMを使っているチームです。
なので、コンポーネントはSRAM RED etap AXSですね。
ホイールは、トレックブランドのBONTRAGER、タイヤは今年からF1で
有名なピレリのタイヤを使用しています。
細かい構成を見ていきましょう!
フレームセット | Trek Emonda Disc |
フロントブレーキ | SRAM Red HRD |
リアブレーキ | SRAM Red HRD |
ブレーキ/シフトレバー | SRAM Red eTap AXS |
フロントディレイラー | SRAM Red eTap AXS |
リアディレイラー | SRAM Red eTap AXS |
カセット | SRAM RED XG 1290 10-28T |
チェーン | SRAM RED |
クランクセット | SRAM Red AXS with Qark 2×12 SRM, 54/41t |
ボトムブラケット | Cane Creek |
ホイールセット | Bontrager Aeolus XXX 4 |
タイヤ | Pirelli P-Zero Velo 25c |
ハンドルバー | Bontrager XXX Integrated |
バーテープ | Bontrager Gel Cork |
ステム | Bontrager XXX Integrated |
ペダル | Shimano Dura-Ace |
ボトルケージ | Bontrager XXX Water Bottle Cage |
サドル | Bontrager Aeolus Pro |
シートポスト | Trek Madone Seat Mast |
重量 | 7.04kg |
リッチーポートは、エアロモデルのDomaneではなく、軽量モデルのEmondaを選択。
ヒルクライマーのポートからすれば当然の選択か。
ホイールやハンドル、ステム、ボトルケージ、バーテープからサドルまでBontregar製品で
構成されています。
ホイールは、万能の47㎜ハイトのXXX4のチューブラーモデルを使用していたようです。
ここで、気になった点が1つあります。
それは、チェーンリングの大きさです。
使っているチェーンリングのサイズが54/41Tだったそうです。
リアが10‐28Tであることを考えると、かなり大きなギア比になります。
(54/41Tというチェーンリングはそもそも発売されていない)
SRAMの公式なデータによると50/37と10/26のギア比が53/39と11/25に対応することを
考えると今回のポートのギア比は異常ともいえる比率です。
考えられるとしたら 53T×11Tを使用した場合より、
48T×10Tを使った場合の方がパワーロスがチェーンの摩擦により発生するという
Velonewsによる発表の影響だと思われます。
発生する損失は6ワットほどですが、プロからすれば無視できない損失量だということでしょう。
今後のSRAM使用チームのギアから、目が離せません。
なお、今年のリッチーポートのウィランガヒル登板タイムは 7分29秒と過去最高とのこと。(2018年8分16秒、2019年8分2秒)
この調子で今年はツールまで調子を維持して頑張ってほしいですね。