どうももりぞうです。今回は、カーボン製品を使っている人なら、気になってくるパーツの締め付けトルクを解決するトルクレンチの話です。
近年、カーボンフレームのロードバイクの値段が安くなってきてカーボン製のバイクは身近なものになってきました。カーボンハンドルや、シートポスト、サドル等自分でカスタムできるようなパーツにもカーボン製の製品があります。
カーボン製品は、締め付けトルクを規定値を守らないと破損等のリスクがあるため締め付けトルクをしっかり理解しておく必要があります。
そこで必要になってくるのがトルクレンチです。トルクレンチは、指定したトルクまで力をかけると分かるようになるアイテムです。カーボン製品を使う際には必需品といえるでしょう。
そこで、僕がお勧めするのは、御存じの方も多いであろう海外通販のwiggleのプライベートブランドLifeLine製のトルクレンチです。
なぜ、LifeLineのトルクレンチを進めるのか説明していきたいと思います。
なぜLifeLineのトルクレンチなのか
皆さんが、整備用の道具ブランドとして、思い浮かべるのはどこのブランドでしょうか。
有名どころで言えば、トピーク、パークツール、Amazonにあるよくわからないメーカー、そしてLifeLineじゃないでしょうか。
トピークのトルクレンチは、税込みで28600円で、測定できるトルク値が 1~20Nm 。パークツールのトルクレンチは、税込みで21890円で測定できるトルク値が 2~14Nm。
AmazonにあるBikehandというメーカーのトルクレンチは、税込みで4442円で、測定できるトルク値が、2~24Nm。LifeLineのX-Tools Essentialトルクレンチは、税込みで3499円で測定できるトルク値が 2~24Nm。プロも使っているようなメーカーのトピーク、パークツールは、2万円越えと普段使い用に買うには少し手が出ない値段です。かといって、Amazonであまり知らないメーカーの物を買うのは僕は不安でした。
そこで、困ったときには問い合わせもできるwiggleブランドのトルクレンチを購入することにしました。3499円と一番安かったのもあります。金額も安かったですし、物は試しに買って使用した結果、大満足の品でした。次は内容物などを見ていきたいと思います。
LifeLineのトルクレンチの内容物
黒いハードケースに入っています。
頭にある黒い矢印のようなもので右回りで固定するか左回りで固定するか決めることが出来ます。
ヘッドパーツは、六角が3㎜、4㎜、5㎜、6㎜、8㎜、10㎜
トルクスがT20mm、T25mm、T30mmになります。
六角の5㎜だけロングのものがついています。僕は、これがすごくありがたく感じました。わかってるなぁって思いました。
写真の黒いグロップ部を回すことで規定トルク値の調整することが出来ます。
最後に、良かったところなどを説明したいと思います。
買ってよかったと思ったところ
買ってよかったところ点の1個目はシマノの大体の整備に必要な規定トルク値に対応していることです。
作業名 | 規定トルク値 | ネジ頭の種類 |
STIレバー取付 | 6‐8Nm | 5mm |
フロントディレイラー取付 | 5‐7Nm | 5mm |
ケーブル固定 | 6-7Nm | 4mm |
リアディレイラー取付 | 8 – 10 Nm | 5㎜ |
ケーブル固定 | 6 – 7 Nm | 4㎜ |
プーリー固定 | 2.5 – 5 Nm | 3㎜ |
クランクボルト固定 | 12-14Nm | 5mm |
クランクチェーンリング固定 | 12-16Nm | T30 |
ブレーキ取付 | 8-10Nm | 5mm |
ダイレクトマウントブレーキ取付 | 5-7Nm | 4mm |
ブレーキシュー取付 | 5-7Nm | 4mm |
ケーブル固定 | 6-8Nm | 4mm |
クリート固定 | 5‐6Nm | 4㎜ |
このトルクレンチで上のSIMANOのパーツはしめることが出来ます。また、大体のメーカーのステムの固定トルクは4‐6Nmだと思いますので、ステムもちろん固定できます。シートポストの固定トルクも4‐6Nmほどかと思いますので、固定できます。
おおむね個人で固定するようなパーツはこのトルクレンチ1つでカバーできるのです!
次に、これが個人的に一番感動したことなのですが、5㎜のヘッドに長いものが付属していることです。5㎜は使うパーツが多いこともありますし、何よりもブレーキの固定に使います。フロントブレーキは、フォークに固定するため通常の短いヘッドだとボルトの穴にレンチに届きません。そのため、長い六角レンチのL字の長い部分を使うことになるのですが、これだと力があまり入らずしっかり固定できませんし、何よりやりづらいです。
しかし、長いヘッドがあればトルクレンチで固定できます。つまり、規定トルク値でブレーキを楽に安全に固定できるのです!これに気づいた時にこの製品は整備をやる人間が考えているなと僕は感じました。買ってよかったなと思った何よりの瞬間でした。
皆様もお買い得なLifeLine – X-Tools Essential トルクレンチセットカーボンパーツの整備におひとついかがです?
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